北海道には富良野や美唄、喜茂別などアスパラの名産地と言われる地域が点在します。おいしいアスパラが育つ地域に共通する条件と、今金町産アスパラの特徴をご紹介します。

共通点1  山に囲まれ雪解けのキレイな水に恵まれている

アスパラの有名産地を見てみると、羊蹄山や大雪山などの名峰を有する連峰の近くが目立ちます。雪解け水が水源になっているんですね。

今金町産アスパラは?

今金町を流れる【後志利別川】は、遊楽部岳や狩場山を連ねる周囲の山々から雪解け水が流れ込み、 国土交通省が選ぶ“水質日本一”に全国で最も多く選ばれている美しい川。
北海道今金町のアスパラは、このキレイな母なる川を水源として育ちます。

後志利別川

共通点2  厳しい自然環境、昼夜の寒暖差が大きい地形

寒さに耐えて養分や糖分を根に蓄えるアスパラ。甘く柔らかく育つために寒暖差は重要です。寒暖差が大きい地形として有名なのが盆地。周囲を山々に囲まれた盆地的な地形に、アスパラの有名産地が多いのも納得。

今金町産アスパラは?

北海道今金町は、ユーラップ山系と狩場山系に囲まれた盆地に近い地形アスパラが旬となる4月中旬〜6月中旬の昼夜の温度差は平均10℃にもなります。寒い冬、雪の下でジ〜っと養分や糖分を根に蓄えながら過ごすから、春に甘くて太いアスパラが育ちます。雪解け水をたっぷり吸ったアスパラは、瑞々しく柔らかいのも特徴です。

今金町を囲む山々

共通点3  アスパラ以外にも、おいしい農産物の産地である

キレイな水源や昼夜の寒暖差など、おいしいアスパラが育つということは他の作物にとっても良い環境。アスパラだけじゃなく、いろんな農産物の特産が多いのも共通しています。

今金町産アスパラは?

今金町は南北海道を代表する「農業のまち」。数ある北海道産じゃがいもの中でも最高級品として、多くのメディアで紹介されている【今金男爵】を始め、お米や軟白長ネギ、ミニトマトなど多くの農産物を栽培しています。クリーン農業の取り組みで、この恵まれた環境を守り食卓へ安心をお届けしています。

農作業する様子

クリーン農業とは?

北海道では寒さや湿度の低さから病害虫が少なく、もともと使用量の少なかった化学肥料や化学農薬をさらに減らし、人と環境に優しい土づくりを基本に、安心・安全でおいしい農産物を食卓へお届けする、それが【クリーン農業】です。